ブリヂストン、タイ工場に 最大規模の太陽光発電パネル

2022年12月20日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは12月19日、タイ子会社タイブリヂストンカンパニー・リミテッドが、ノンケー工場(タイ、サラブリ県)の屋上部分に当社グループでグローバル最大規模の太陽光発電パネルを設置したと発表した。

 総発電能力は9.95MWpで、同工場のタイヤ生産に電力を供給する。この太陽光発電パネルの設置により、今後15年間で97,500トンのCO2排出量削減を見込み、同社グループの環境中長期目標である「2030年にCO2排出量50%削減」、「2050年カーボンニュートラル化の実現」へ大きく前進する。

 タイでは、トラック・バス用タイヤを生産するチョンブリ工場でも2021年に太陽光発電パネルを設置し、約1MWpの太陽光発電による電力供給をスタートしている。今回の投資は、生産拠点のグリーン化に向けた戦略投資として、タイヤ生産拠点における再生可能エネルギーの導入をさらに強化し、2030年の目標達成に向けて大きく貢献すると共に、プレミアム商品を創る重要なグローバル生産拠点としてのタイのタイヤ生産工場の位置づけを強固にするもの。

 今回の太陽光発電パネル導入を祝い、12月16日にタイにて式典が行われ、日本から同社取締役代表執行役・東正浩氏も参加し、プロジェクトの成功を祝った。

 同社は、今後も企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を軸と進むべき方向を示すベクトルとして、サステナビリティとビジネスの成長を両立し、従業員、社会、パートナーなど様々なステークホルダーと共に価値を創出することで、未来に対する責任を果たし、持続可能な社会を支えることにコミットしていくとしている。

式典の様子

式典の様子

ノンケー工場 

ノンケー工場

屋上太陽光発電パネル

屋上太陽光発電パネル

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