三井化学、プラス、協和産業、野村総合研究所の4社は12月21日、資源循環型社会の実現を目指し、オフィス用品であるクリアーホルダーにトレーサビリティ機能を実装した水平リサイクル実証実験を実施したと発表した。4社は、かねてより材料、素材、製品の循環型社会の実現のため連携を強化しており、本取組みはその成果の一つとなる。
活動概要は、プラスの製品である、クリアーホルダーについて、製品の使用、製品の回収、材料樹脂への粉砕、再生材を用いた同製品の製造、オフィスへの運搬・使用という一連のリサイクル工程(Loop)からなる水平リサイクルの実施。今回はその工程の1周目(Loop1)を実装した。
また、4社は全て資源循環型社会の実現という社会課題の解決とソーシャルイノベーションの実現に向けて取り組むコンソーシアムであるプラ・チェーンに加盟している。今後は、同コンソーシアムとも連携し、同取り組みでの学びや課題を共有し、業界の垣根を超えた循環型社会実現の動きを加速させていくとしている。