豊田合成は12月21日、動物性の本革などを使用しないレザーフリーを嗜好するユーザー向けの高触感の合成皮革ハンドルを開発し、トヨタ自動車から発売されたレクサスRXのレザーフリーパッケージに採用されたと発表した。
同社は多様な市場ニーズに対応するため、自動車向けにさまざまな材料や加飾技術の開発に取り組んでいる。ハンドルにも、一般的なウレタン仕様に加え、本革や本杢などを用いた高級仕様のラインナップを揃えている。
今回採用されたハンドルは、セーレン株式会社の協力のもと、合成皮革を用いつつプレミアムカーにも相応しい肌触りを実現。表面に特殊な塗膜を施すことで、滑らかでしっとりとした触感を与えたほか、汗や化粧品などの成分から表面の劣化を防ぐことができる。