【新年インタビュー】トヨックス 中西誠社長

2023年01月06日

ゴムタイムス社

 新年インタビュー 

GX関連商品の提案強化へ

トヨックス 中西誠社長

 23年に創業60周年を迎えた耐圧樹脂ホース・専用継手メーカーのトヨックス。22年12月期の業績や期待する分野、新年の抱負などについて中西誠社長に聞いた。

 ◆22年を振り返って。

 ウィズコロナで始まり、ロシアによるウクライナ侵攻が起きるなど、波乱の1年となった。原材料、ユーティリティの大幅な高騰と併せ、調達部品の入手難など当社もサプライチェーンで大きな影響を受けた。そのような中、価格改定にご理解していただいたお客様には本当に感謝を申し上げたい。一方、利益はかなり圧迫され、厳しい1年となった。そのため、働き方改革やDX化による仕事の改善を大幅に行った。製造面では自動化と無人化への取組みを見直し、営業面ではデジタルとリアルの融合を図りながら付加価値を生む活動へと体質改善を行った。

 ◆ホース分野の動向は。

 汎用品はほぼ横ばいで推移したのに対し、機能品は着実に成長させていただいた。BCPの観点から海外品から国内品に切り替える動きが広がるほか、環境対策からエネルギーロスの削減につながる製品として機能品への関心も高い。機能品への引き合いやニーズは高まっており、手応えを感じている。

 ◆BCP対応について。

 原材料の入手は厳しく、フッ素やシリコーン

 
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