■ 新年インタビュー
安全意識の高揚につながる活動を
日本ゴム産業労働組合連合 佐藤宜弘中央執行委員長
第18期定期大会で日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)の中央執行委員長に選出された佐藤宜弘氏(住友理工)。18期の大きなテーマである安全や女性参画に向けたとりくみや新年の抱負などを佐藤委員長に聞いた。
◆これまでの経歴を。
住友理工の小牧製作所(愛知県小牧市)に入社後、富士裾野製作所(静岡県裾野市)に転勤し20年以上工場の保全業務を担当してきた。組合活動は当社の富士裾野支部の書記長や支部長を経験した後、本部にて中央執行副委員長や中央執行委員長を経験した。ゴム連合では16期の役員改選で書記長に選任され、2期にわたり石塚宏幸前中央執行委員長とともに組合活動を行ってきた。
◆17期の活動を振り返って。
新型コロナ拡大で満足な活動ができなかった16期と比べ、17期は対面とWEBのハイブリッド形式での活動を取り入れ、会議や労使懇談会など予定した活動はほぼ実施できた。これは17期の成果の一つ。一方、17期は重篤災害が2件発生した。「安全は全てに最優先する」というのがゴム連合の基本姿勢だ。我々の仲間を苦しめる災害を二度と起こさせてはいけない。
◆18期の活動のテーマは。
安全と女性参画が大きなテーマになる。就任後に開かれた地域協議会や単組の定期大会の挨拶では、安全を中心に話しをした。
災害は不安全な状態と不安全な行動の2つによって起こる。不安全な状態をなくすには、点検等でその状態を見つけ、会社に改善を促していく。ただ、最終的な判断は会社なので、全て我々の望み通りになるとは限らない。一方、不安定な行動は、組合員が安全意識をさらに高めることで災害をなくすことができる。組合員には