GfK 11月の販売速報 タイヤ・オイル・バッテリー

2022年12月26日

ゴムタイムス社

 GfK Japanは12月23日、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。

 自動車用タイヤ販売は、本数前年比5%減と前年同月を下回った。これは店頭販売が同12%減と不調であった影響が大きく、インターネットでは同8%増とプラス成長であった。タイヤ全体の数量構成比で68%を占める冬タイヤは本数前年比5%減、夏タイヤは本数前年比8%減であった。サイズ別の販売動向をみると、最も販売本数の多い155・65・14は本数前年比6%減と低調であった一方、165・65・15は同22%増、165・55・14は同14%増と大幅に伸長した。タイヤ全体の税抜き平均価格は1万1356円と前年同月から11%上昇し、店頭では7%、インターネットでは19%上昇した。その結果、本数前年比はマイナスであったものの、金額前年比は5%増とプラス成長であった。店頭では同6%減であった一方、インターネットでは同29%増と大幅に伸長した。

 自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比7%減と低調であった。4L缶の販売は数量前年比8%減で、店頭では同8%減、インターネットでは同1%増であった。4L缶を粘度別にみると、構成比の高い0W―20は同6%減、5W―30は同12%減であった。こうした中、0W―16は同20%増と二桁成長を見せた。4L缶の税抜き平均価格は3821円と前年同月から7%上昇し、店頭、インターネットともに7%上昇した。4L缶の金額前年比は1%減と微減にとどまった。店頭では同2%減であった一方、インターネットでは同8%増とプラス成長を見せた。

 自動車用バッテリー販売は数量前年比5%減で、店頭は同12%減であった一方、インターネットは同9%増と好調であった。JIS規格別にみると、最も販売数量が多いB19は数量前年比11%減、D23は同12%減と落ち込む中、B20は同17%増と二桁成長を見せた。バッテリー全体の平均価格は前年同月から11%上昇し1万2985円となり、店頭では8%、インターネットでは23%上昇した。結果、金額前年比5%増となり、店頭では同4%減、インターネットでは同34%増に至った。

 

自動車用タイヤ販売

自動車用タイヤ販売

エンジンオイル販売

エンジンオイル販売

バッテリー販売

バッテリー販売

 

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