横浜ゴムは12月22日、災害復興支援の一環として、乗用車用タイヤ120本とホイール52本を一般社団法人日本カーシェアリング協会に寄贈したと発表した。寄贈タイヤは11月16日~18日に宮城県石巻市にある石巻専修大学で開催された「2022年秋の学生整備プロジェクト」において被災地などでカーシェアリングやリースに利用される車両へ装着された。
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災の復興支援活動の一環として、震災直後の2011年4月から仮設住宅や在宅避難の人達を対象にカーシェアリングをサポートし、仮設住宅や復興住宅などでの非営利のカーシェアリング、生活困窮者や非営利組織への車両貸し出し、地域振興のための車両貸し出しを行っている。また、自然災害によって車を失ってしまった人達へ車を一定期間無料で貸し出す生活再建支援も行っている。
同社は同協会の活動に賛同し、乗用車用タイヤを寄贈する活動を2015年から行っている。
「学生整備プロジェクト」では、石巻専修大学の理工学部機械工学科自動車コースで授業の一環としてタイヤ交換、オイル交換、点検作業などを毎年春と秋のタイヤ交換のシーズンに合わせて行っている。
同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画YX2023のサステナビリティ経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていくとしている。