ランクセスは12月22日、国際的な気候変動問題などへの取り組みを行う団体CDPから気候変動に対する取り組みが再び評価され、世界283社が選ばれた「気候変動Aリスト」に選定されたと発表した。CDPが調査した1万5000社以上の企業の上位2%に入ったことになる。
「A」評価は、気候変動対策における開示の透明性と網羅性、および実績が評価された企業に与えられる。同社が「Aリスト」に選定されるのは、今回で6度目となる。同社は、気候変動対策に関するデータを2012年からCDPに公開している。
同社は今年、「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)」のワールド・インデックスおよびヨーロッパ・インデックスにも再び選定されている。昨年に引き続き、化学部門においてヨーロッパ・インデックスの構成銘柄として第1位、ワールド・インデックスでは第2位を獲得している。
11月には、持続可能性に特化した評価機関であるMSCIがESG分野における同社の格付けを引き続き「AA」と認定した。これにより、同社はグローバルの総合化学会社としてトップ3社の評価を得たことになる。また、7月には、エコバディスのサステナビリティ格付けでプラチナレベルを獲得している。プラチナレベルの格付けは、エコバディスが分析した7万5000社のうち、上位1%に与えられる。