東レと三井不動産は12月22日、三井不動産が提供する「グリーン電力提供サービス」を導入し、名古屋三井ビルディング新館に入居する東レ名古屋支店で使用する電力のグリーン化を決定したと発表した。なお、東レは、中部圏において本サービスの導入を決定した初めてのテナント企業となる。
グリーン電力提供サービスは、オフィスビルなどで使用する電力を非化石証書の活用によって実質的に再生可能エネルギーとして提供する三井不動産が独自に構築したサービス。テナントニーズなどに対応し、グリーン化の割合などを柔軟に設計できるのが特徴となっている。2022年3月には中部電力ミライズと同サービスを構築し、中部圏においても三井不動産のオフィスビルなどに入居するテナント企業が、安定的なグリーン電力を調達することが可能となった。
東レ名古屋支店は東レの中部圏のマーケティング拠点であり、本取り組みにより、東レ名古屋支店に入居する東レグループの9つの事業会社でも同様に使用電力のグリーン化が実現する。
同社では、東京本社においても2022年4月よりグリーン電力を導入しており、さらに同社の電力グリーン化の全国展開に向けて複数都市圏で本サービスの導入を決定した初めてのテナント企業となる。
両社は、この取り組みの他、様々な事業活動においてパートナーシップを深め、脱炭素社会の実現に貢献し、SDGsの達成に向けた取り組みを推進していくとしている。