住友ゴム工業は12月23日、神戸本社で12月7日に第2回サステナビリティ表彰式を開催したと発表した。
同社グループでは、サステナビリティに対する理解と関心を深めるとともにサステナビリティ活動の拡大推進を目的として、職場や個人が取り組んだ活動をサステナビリティ活動ガイドライン「GENKI」に沿って表彰している。同表彰は2009年から実施しており、今回は、国内外グループ各社からの応募72件の中から最優秀賞5件、優秀賞3件、特別功労賞1件が選ばれた。
「第2回サステナビリティ表彰」最優秀賞は、Ecology-自然部門では住友橡膠(常熟)の工務課が「緑化推進運動功労者 内閣総理大臣賞受賞」で受賞した。工場敷地内の原生林を活かした森林整備を操業開始時から取り組んでおり、多くの生物や植物が生息しやすい環境づくりを進めてきたことが高く評価された。
Ecology-事業部門ではダンロップリトレッドサービスの小野・北海道工場が「カーボンニュートラルと職場環境改善・活性化の取り組み」で受賞した。太陽光発電の積極的導入によるカーボンニュートラル化を推進するとともに、社用車として導入した電気自動車を蓄電池として活用し、工場の夜間照明や災害時の電力としてBCP対策にも利用するなど、他拠点にも参考になる活動が評価された。
Kindness部門ではROESG活動女性技能員比率向上チームが「女性技能員比率向上への取り組み」で受賞した。工場従事者における女性比率を向上すべく、各製造拠点からメンバーが集まり、労務環境改善活動を推進した。
また、従業員一人ひとりのCO2削減のためのアクションや標語の募集を通して全社のサステナビリティへの意識をさらに高めるべく企画した活動「サステナビリティチャレンジ」の表彰も実施。市島工場生産技術課の荒牧知孝氏が、サステナビリティ標語「資源を燃やさず やる気を燃やせ みなでつなごう 地球の未来」で受賞した。
近年、サステナビリティに関する企業の取り組みへの注目が一層高まっている。同社グループは、経済的価値、社会的価値の双方の視点から新たな価値を創造することにより、持続可能で安全・安心・快適に働き、暮らしていける社会の実現に貢献し、今後も、同社グループならではの事業活動によって、より高い経済的価値と社会的価値の創出に取り組んでいくとしている。