出光興産は12月26日、環境と次世代育成に関わる社会貢献活動の一環として、小中高・高専の児童・生徒を対象に第18回環境フォト・コンテスト「わたしのまちの○(まる)と×(ばつ)」を実施し、入賞作品を決定したと発表した。
金賞は、小学校部門は大西陽大さん(千葉県)の「魚を守ろう。」、中学校部門は小野田颯天さん(埼玉県)の「自然の山と街の山」、高校・高等専門学校部門は松尾栞奈さん(大阪府)の「保護と発展」が受賞した。また、学校団体部門最優秀賞は長崎県立長崎明誠高等学校が受賞した。
2005年から毎年開催する同コンテストは、小学校部門、中学校部門、高校・高等専門学校部門で構成されている。学校・部活動・クラスなどのグループ単位で応募した場合は、取り組み内容を総合的な観点で判断し、優秀な取り組みをした団体を学校団体部門として表彰している。今回の応募総数は1万4259件、うち学校団体応募件数は580校で、食品ロスに関する作品や、×の風景を○にするために自分自身が実践したことを撮影した作品が数多く集まった。
同社は、「幅広い視点で環境問題を捉えている作品もあり、コンテストを通して児童・生徒達のSDGsへの意識の向上や浸透が感じられる。また、応募作品をもとに学校や地域で発表会を行ったり、学校の仲間や家族と意見交換をしたり、自発的に自分たちのまちをきれいに守ろうとごみ拾い活動を行ったりした学校もあった。当コンテストへの応募をきっかけに、環境に対する意識がさらに高まっていることを嬉しく思う」とコメントしている。
受賞作品は、同社特設ウェブサイトにて公開される。また、環境教育で活用できる「入賞作品集」を1月中に発刊予定となっている。
同社は今後も、同活動を通じて環境教育と次世代育成に貢献していくとしている。