三菱ケミカルグループは12月26日、アクリル酸製品について価格改定を実施することとし、取引先との交渉を開始したと発表した。
対象製品は、アクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸メチル、アクリル酸イソブチルで、値上げ幅は+25円/kg以上、改定時期は2023年1月11日出荷分からとしている。
同社グループは今年6月に価格改定を発表したが、その後も当該製品の製造にかかる電気・蒸気など用役費の高騰が継続している。さらに昨年から、当該製品に関わる修繕費を含む固定費、助剤及び物流費が上昇している。このような状況下、同社は今後も安定的な供給を継続するためには価格改定を実施せざるを得ないとの判断に至った。