フコクは12月26日、自動車用ガラス世界トップシェアを持つAGCが「CES2023」(23年1月3~8日開催)で展示予定の開発品FIRカメラ対応フロントガラスにおける評価協力、および今後の実装に向けた共創を開始したと発表した。AGCが「CES2023」で展示予定のFIRカメラ対応フロントガラスは、高度な自動運転のためのセンサーフュージョンを可能にする製品で、ワイパー払拭範囲にカメラが配置される予定のため、カメラ前面をクリーンに保つことが大事なポイントになる。
ワイパーの役割は従来の「ヒトの視界を確保する」から「カメラの視界を確保する」に変化しており、高度な自動運転を継続させるため、常時確実な払拭性能が求められている。
同社はモビリティの各分野に幅広く部品を提供している。特にワイパーブレードラバーは2020年に経済産業省「新グローバルニッチトップ企業100選」に選出されるなど高評価を得ている。日本国内純正品(OEM)で90%、グローバルOEMで約40%を超える世界ナンバーワンの圧倒的なシェアと品質を誇る、同社の中核事業となっている。
同社ではAGCとの共創を通じて実用化に必要なワイパーブレードラバーの評価を実施しており、今後は社会実装に必要な最適ワイパーブレードラバーも提案する予定としている。
2022年12月28日