■ 新年インタビュー
新しい発想で製品開発を
入間川ゴム 清水佑樹社長
今年8月に創業90周年を迎える入間川ゴム。「原材料の品不足や価格高騰に翻弄された1年となった」と22年を振り返る清水佑樹社長に足元の業績やSDGsへの取り組み、22年度に最終年度を迎える中計「NexTReme(ネクストリーム)」の進捗状況などを聞いた。
◆昨年を振り返って。
21年下期から続いている原材料の調達に22年も翻弄された1年となった。特に、フッ素ゴムやシリコーンゴムなどのゴム原材料は入手不足に加えて、価格高騰も続いた。さらに、エネルギーなどユーティリティコスト、物流コストなども上昇しており、当社にとって大きな痛手となっている。
これらさまざまなコスト上昇に対応するため、ゴム板業界では再度の製品価格を値上げする動きが相次いでいる。当社も昨年4月に製品価格を改定したのに続いて、今年1月から再び価格改定のご協力をお願いせざるを得ない状況にある。
◆足元の業績は。
昨年4月に製品価格改定を実施したこともあり、22年度(4~10月)の売り上げは若干のプラスで推移して
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