新年あけましておめでとうございます。
昨年を振り返ると、国内外で実に様々な出来事がありました。世界経済は、コロナ感染による社会的、経済的な影響が大きく緩和に向かう一方で、ウクライナ情勢の混迷、エネルギー・原材料価格の高騰・下落、世界的なインフレの加速とその抑制を目論んだ利上げによる景気減速、急激な為替変動など、極めて不安定な情勢で推移しました。年末には日本銀行が10年間にも及んだ大規模緩和策を見直すなど更に不透明さが増しています。
私たちは、世界的な経済減速の長期化と景気後退に対して、十分な備えを整え、戦いを挑んでいかねばなりません。今後も私たちが持つ様々な技術や製品を総動員し、そしてそれらを繋ぎ、世界を健康にする取り組みを加速してまいります。平時の地道な取り組み、即ち現場力を、有事の際に活かすことこそ絆の力だと考えています。一方、劇的な変化の中でニューフロンティアとして未知を切り拓く、昨日までとは全く違う新しい仕事に果敢にチャレンジしていくことは何よりも重要です。カネカが変革を実現し新たな価値を生み出していくには強力なリーダー人材の育成が鍵を握ります。
今年の干支は「癸卯（みずのと・う）」、「これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍する」年と言われています。私たちカネカが更なる成長を遂げることを実感できる輝く飛躍の年になることを予感します。「希望」と「勇気」を合言葉に、経営と社員一丸となった絆力でこの難局を乗り越え、未来への明るい道を切り開いて行くことを決意します。
カネカの変革は社員一人ひとりが自らの行動を変えることで実現します。カネカの目指すべき姿を共有化し、一人ひとりが新たな時代に挑戦する。そのようなカネカを創りあげようではありませんか。全世界のカネカグループの仲間の皆さん、新しいカネカの未来にチャレンジし、元気で笑顔が絶えないＧｏｏｄ Ｃｏｍｐａｎｙを実現しよう。
