今年2023年は、当社にとって第4次中期経営計画中盤の大変重要な年であり、舵取りが今までで一番難しくなる年と言っても過言ではありません。なぜなら昨年の悪化した世界経済がそのまま今年に持ち越されており、更に厄介なのは円高基調が鮮明になっているということです。正に私たちは不確実で曖昧という大きな敵と戦っている最中なのです。この状況は日本の射出成形機メーカー全てに言え、かなりの警戒感を持って経営に臨まなければ増収増益は難しい局面にあると言っても過言ではありません。そして今年度、並びに来年度の決算はこれまで各企業がどのような戦略を練り、仕掛けを作り、実践してきたかを問われることになります。
私たち日精樹脂グループは第3次中期経営計画から一貫してグローバル市場への展開を掲げ、皆さんは各プロジェクトを通して積極的に対応していただいております。これは当社の強みであり、その結果は先進国マーケットだけでなく今後は途上国マーケットへも展開され、真のグローバル企業として本当の強さを証明するチャンスの年になるとも言えます。今までの苦労を無駄にすることなく結果を出していきましょう。