ハイケムは１月６日、汎用化学品ヘキサミンの販売において、中国の焦作市潤華化学工業有限公司（以下、潤華化学）と販売代理店契約を締結したと発表した。
なお、この製品の販売地域は、日本および海外の日系企業となる。
ヘキサミンは、樹脂の硬化剤や発泡剤、ゴム合成樹脂の発泡剤、医薬品原料など多種多様な用途として使われる汎用化学品ですが、日本では来年には大手企業の生産撤退が予定されるなど、安定供給が懸念されている。同社では潤華化学と長年の取引実績を有しており、今般の販売代理店契約の締結により製品の安定供給が可能となる。また、潤華化学は、ホルマリン22万トン／年、ヘキサミン３万トン／年の生産キャパシティを有し、ヘキサミンにおいては中国最大の生産量を有している。さらに、一般品だけでなく、純度が99・０％以上の粉砕品も取り扱っており、より幅広い需要家に対しての製品の供給が可能となっている。
同社は、日本と中国の架け橋として、コストメリットのある中国製品の提案に留まらず、信頼できるメーカーの選定と徹底した品質管理体制で、安心して中国製品を使用できる体制を構築してきた。機能化学品、汎用化学品はもちろん、昨今の半導体材料の不足や急速に発展する電池材料などの分野においても丁寧かつ迅速に対応しており、顧客のあらゆるニーズに対応していくとしている。
