三菱ケミカルグループは1月11日、フィルム製品について、2023年2月1日出荷分より価格改定を実施すると発表した。
対象となる製品名と値上げ幅は、無延伸共押出多層フィルム「ダイアミロンM」「ダイアミロンMF」、無延伸ナイロンフィルム「ダイアミロンC」が現行価格に対し+8%、「ダイアラップ」関連製品が現行価格に対し+10%となる。
今般、原油価格をはじめとするエネルギー費用の上昇等を背景に、原材料価格やユーティリティー費用、物流費、副資材費等の諸費用の上昇が継続しており、同社グループの事業収益を大きく圧迫している。このような環境下、同社グループは継続的なコスト削減に努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、2022年4月に表明した価格改定に追加する形で改定を実施することとした。