日本ミシュランタイヤは1月10日、同社とヤマト運輸が、同日から物流改革共同プロジェクトの本格運用を開始したと発表した。
両社は、ミシュランの日本国内における円滑かつ強固な物流体制の再構築を目的に、リードロジスティクスパートナー契約を2022年9月14日に締結した。同月から一部で運用を開始していたが、2023年1月10日から本格運用を開始し、東日本の中央倉庫である伊勢崎倉庫から荷物の初出荷を行った。
同社は、ミシュランのサプライチェーン全体を変革し、その物流と在庫を最適化することで、将来的な総ロジスティクスコストの削減や出荷リードタイムの短縮を実現し、お客様の更なる満足度向上を目指すとしている。
今後両社は、「RFIDを活用したDX化の促進」「倉庫内作業の省人化」に取り組んでいく。「RFIDを活用したDX化の促進」では、製造過程でタイヤに付帯するICタグを倉庫運営に活用し、タイヤ一本単位の年度管理に加え、生産国の識別などを容易にする。「倉庫内作業の省人化」では、荷受け・ピッキング・出荷作業・棚卸などの生産性の向上を目指す。将来的には、ヤマト運輸の輸配送管理システムと同社のシステムを連携させ、注文したタイヤの配送状況を顧客が確認出来る仕組みの導入も検討していく。