■ 新年インタビュー
三方よしを更に実行する年に
タイガースポリマー 澤田宏治社長
「三方よしの考えが重要であり、従業員とお客様、仕入れ先の3つが大切だ」と語るタイガースポリマーの澤田宏治社長。澤田社長に22年の業績を振り返りつつ、海外拠点の現況、23年の抱負などについて語ってもらった。
◆22年の上半期を振り返って。
上半期を振り返ると、自動車の半導体不足や中国・上海のロックダウンで業績に影響を受けた。一方で工業用品は順調に推移した。ただ、自動車関連の工業用品は厳しかった。
製品別では、ホース事業は太陽光発電の需要が一巡したため、減少したが、サクションホース類は前年並みの動きだった。またシート事業は、半導体関連でフッ素ゴムやシリコーンゴムが好調だったため売上は増加した。ただし、材料不足の影響で思うように供給できなかった。
◆海外拠点の現況は。
海外の1~9月の需要動向では、自動車部品は半導体不足や中国・上海ロックダウンの影響で国内同様に海外も厳しい状況だ。
米州の売上は良かったものの、利益面で販売の減少や原材料費の高騰、そして労務費の上昇で大きく影響を受けた。一方、産業用ホースの販売は好調だった。東南アジアでは、タイは自動車部品の米州向け販売が減少したが、国内向けは良かったことで増収増益。マレーシアも
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