■ 新年インタビュー
組合員に役立つ情報を発信していく
中部工業用ゴム製品卸商業組合 加藤已千彦理事長
コロナ禍でオンラインを活用し開催行事も増えてきた中部工業用ゴム製品卸商業組合。「23年はハイブリット形式を継続し、組合員に役立つ情報を発信していく」と話す加藤已千彦理事長に、中部の経済景況や22年の組合活動などを聞いた。
◆中部地区の経済景況は。
原材料の高騰や電気エネルギーコストの上昇、輸送コストの上昇があったほか、急激な円安の動きで厳しい年であり、お客様に何度も値上げをお願いした年でもあった。
22年の前半は、自動車生産が半導体不足の影響を受け、後半は半導体不足が緩和していく様子だったが、状況はあまり変わっていない。自動車産業は思ったほど伸びなかった印象だ。また、工作機械は22年の前半が少しずつ回復基調を示していたが、10~11月は前年を下回り、回復のスピードは鈍化している。中国のコロナ対策の影響もあるだろう。
◆22年の組合活動を振り返って。
通常総会はコロナ禍で書面形式で実施していたが、5月に通常総会を久しぶりに開催することができた。懇親会も着座形式で行い、会員同士で情報交換の場を提供できて良かった。
それ以外の行事では、ビジネスマナー研修や営業社員研修も対面形式で行った。そして今期、初めてリアルの会場とオンラインのハイブリッド形式でゴムの基礎に関する勉強会を開いた。リアル
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