■ 新年インタビュー
会員交流の場を増やしていく年に
日本ゴム協会 斎藤拓会長
「23年は交流の場を増やしていき、会員相互の連携ができるような年にしていきたい」と語る日本ゴム協会の斎藤拓会長(東京農工大学教授)。斎藤会長に22年の活動や現状の課題、23年の抱負などについて尋ねた。
◆22年の活動は。
日本ゴム協会の3大行事である年次大会や夏季講座、エラストマー討論会は、年次大会はオンライン形式で実施したが、夏季講座とエラストマー討論会は対面とオンラインのハイブリット形態で開催した。そのほか、研究分科会はオンライン形式が多く、一部はハイブリット形態で開催した。22年は、ハイブリット形態で開催できる体制が整った年だった。
また、夏季講座とエラストマー討論会は、コロナ対策をした上でミキサー(懇親会)を開き、貴重な情報交換の場となった。改めて対面でコミュニケーションの重要性を気づかされた年でもあった。運営をサポートしていただいた各支部に感謝したい。
◆現状の課題について。
行事への参加人数の減少が挙げられる。たとえば、21年は夏季講座を開催するにあたり、コロナの影響でハイブリット形態から急遽オンラインに変更し、エラストマー討論会の終了後のミキサーも中止にしたことで参加を控えた人が多かった。そのため、22年は夏季講座とエラストマー討論会のミキサーは何とか開催できて、交流の場を提供できたことはよかった。今後のコロナの収束具合にもよるが、会員の交流の場をできる限り増やし
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