■ 新年インタビュー
新しい企業像を打ち出す年に
朝日ラバー 渡邉陽一郎社長
医療・ライフサイエンス分野とスポーツ関連分野で四半期ベースで過去最高売上を達成した朝日ラバー。渡邉陽一郎社長に22年の振り返りや今後の方針、注力製品などを聞いた。
◆22年を振り返って。
昨年は2021年3月期を初年度とする「第13次三カ年中期経営計画」の最終年度となったが、コロナ禍の中でも新規製品開発やEコマースビジネスへの参入など出来ることに全力で取り組んだ1年となった。
中計の数値目標については達成が難しい見通しだが、当社が「ARー2030VISION」で掲げる「朝日ラバーらしい価値を磨き、事業を通じて社会に貢献する会社であり続ける」というあるべき姿に向けて、間違いなく歩みを進めることができたと自負している。
足元の業績では、医療・ライフサイエンス分野とスポーツ関連分野で四半期ベースで過去最高の売上を達成するなど全体としても回復基調となった。
自動車のスイッチ関連をはじめ、スポーツ関連、医療関連でも増産投資を引き続き推進していく。
◆医療・ライフサイエンス分野について。
医療・ライフサイエンス分野では、白河第二工場が医療機器の国際的な品質マネジメントシステム規格である「ISO13485」の認証を取得した。これにより、海外からも品質規格を
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