ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは1月12日、サステナブル素材90%のデモタイヤを発表した。このデモタイヤは同社の社内テストとともに、公道走行を可能にするために適用されるすべての規制テストに合格している。
また、このデモタイヤは従来の素材で作られた比較用タイヤと比べても、転がり抵抗が低いことがテストにより証明されている。転がり抵抗が低いということは、つまり、このデモタイヤがより優れた燃費と二酸化炭素排出量の削減をもたらす可能性を示している。
さらに、同社は2022年1月にサステナブル素材70%のタイヤ開発の成功を発表しているが、2023年には、その素材の供給拠点との連携を強化し、量産および販売を開始する予定。今回発表したサステナブル素材90%のタイヤを市場投入するためには、素材の供給拠点との連携をさらに強化し、量産体制を安定させるために必要なこれらの革新的な素材の規模を特定する必要がある。
同社のサステナブル素材への移行の流れは明らかで、現在、8つの商品ラインと一部のレース用タイヤに大豆油が使用されている。さらに、2018年以降、RHAシリカの使用量は2倍以上になっている。同社はサステナブル素材70%のタイヤを導入することで、より良い未来を築くための市場ソリューションへの具体的な取り組みを示している。