世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2023」が1月13~15日に千葉市の幕張メッセで開催され、ブリヂストン、住友ゴム工業、横浜ゴム、TOYO TIREなどが出展した。
◆ブリヂストン
「10年後、20年後にも『走るわくわく』を提供しつづける」をテーマに、同社のタイヤ技術「ENLITEN」を搭載したソーラーカー用タイヤや「NTT INDYCAR SERIES」向けのグアユール由来の天然ゴムを使用したレーシングタイヤ「ファイアストン・ファイアホーク」などのサステナブルなモータスポーツを支える同社のタイヤを展示した。活動から60周年を迎えた同社のモータースポーツ活動を振り返るブースも設けられており、「当社の過去と未来に向けた取り組みを一望できる展示」(同社)となっていた。ブースでは佐藤琢磨選手などのレーシングドライバーらをゲストに招いてのトークショーも開催した。
◆TOYO TIRE
「Boost Your Engine」をテーマに、オフロード・SUV用タイヤ「オープンカントリー」やラグジュアリー・スポーツ向けタイヤ「プロクセス」の新商品を装着したカスタムカーを展示した。出展を通じて「当社の2大柱としてオープンカントリーの商品力とプロクセスの認知度を向上を図っていく」(同社)狙い。会期中はTeam TOYO TIRES DRIFT所属ドライバーによるD1グランプリトークやPROXESブランドアンバサダーに就任した木下隆之氏とウベ・クリーンRing Racing監督の対談など、同社独自の特別企画も実施した。
◆住友ゴム工業
「DUNLOP otona GARAGE」をテーマに、30~40代の男性が懐かしく感じるような大人のガレージライフをイメージしたブースを出展した。展示では4つのガレージコンセプトの世界観に合うダンロップタイヤを搭載したカスタムカーを紹介した。
また、ブースでは
画家・松崎大輔氏による展示車両へのライブペイントパフォーマンスなども開催した。「商品よりもダンロップブランドに興味をもってもらえるようなコンセプトで、来場者の記憶に留まるようなブースにしたい」(同社)。
◆横浜ゴム
ブースでは、グローバルフラッグシップタイヤブランド「アドバン」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「ジオランダー」の商品をメインに展示した。
また、ファミリー層に向けた試みとしてタミヤのミニ四駆「タミヤ エアロアバンテ ADVANカラー」の実車版も展示した。「子供たちに横浜ゴムのことを知ってもらい、10~20年後のタイヤ選びのきっかけとなってほしい」(同社)。
また、同社オリジナルホイールブランド「YOKOHAMA WHEEL」のブースも出展しており、タイヤとホイールの両面でPRした。
◆阿部商会
フィンランドのノキア市を本拠地にする老舗タイヤメーカー「ノキアン タイヤ」のスタッドレスタイヤの新製品「ハチカペリッタR5」シリーズなどを展示した。
ハチカペリッタR5シリーズは降雪地帯向きスタッドレスタイヤで、冬シーズンにおける雪上・表面での性能だけではなく、ドライ路面でのハンドリング性能の高さが特徴。商品ラインナップとして、乗用車向けタイヤとSUV用・EV用タイヤも取り揃えている。
◆VALINO tires
日本のタイヤメーカーである同社は、日本国内で設計・開発したドリフト用タイヤ「ヴァリノ ペルギア 08R」やサーキットアタックタイヤ「VR08GP」などを展示した。
ヴァリノ ペルギア 08Rは最強のドリフトタイヤをコンセプトに開発したドリフト用タイヤで、同製品を装着した同社チームがドリフト技術の競技大会であるDrift Masters2022のシリーズチャンピオンに輝いた。