UBEは1月16日、NTTデータと共同で、製品別の温室効果ガス排出量(GHG排出量)を算定するシステムを構築したと発表した。2023年1月16日より順次、同システムで算定した製品別のGHG排出量のデータを提供開始する。
同社は、2021年に「UBEグループ2050年カーボンニュートラルへの挑戦」を発表しており、自らの事業活動から排出されるGHGの実質排出ゼロに挑戦するとともに、社会全体のカーボンニュートラルへの貢献を進めている。また、近年、地球環境保全やサステナビリティへの関心が一層高まっており、自社のみならず、原料調達を含むサプライチェーン、製品使用や廃棄を含めたバリューチェーン全体での環境負荷低減への取り組みが重要になっている。
同システムの導入により、同社製品のGHG排出量は迅速かつ正確に顧客に提供される。顧客はデータを活用することで、サプライチェーン及びバリューチェーン全体でのGHG排出量を把握し、削減に取り組むことが可能となる。
なお同システムは、宇部ケミカル工場で製造する一部製品を対象に運用を開始し、順次対象製品および製造工場を拡大する予定となっている。