デンカは1月17日、新規事業の創出と新規技術の獲得を目的に、米国のペガサス・テック・ベンチャーズとコーポレート・ベンチャー・キャピタルファンド(CVC)を1月16日に設立し、同日、両社の最高経営責任者による調印式を実施したと発表した。
同社グループは、2023~2030年度までの8ヵ年を対象とする新たなビジョンと次期経営計画「Mission2030」
を策定し、11月8日に発表。「Mission2030」のもと同社は、2030年までに、スペシャリティ、メガトレンド、サステナビリティの3要素をそなえた「3つ星事業」を100%にしていく。その実現のための施策の一つとして、「ICT&Energy」「Healthcare」「Sustainable Living」の3分野での新規事業の創出と新規技術の獲得を進める。この度のCVC設立により、最先端の技術・製品やビジネスモデル、事業アイディアを有するベンチャー企業への出資や事業提携を通して、既存事業の強化・拡大に加え、新規事業創出の加速を図る。
なお、本取り組みにおいては、2030年度までに最大で約1億米ドルの投資を計画。国内外の有望なベンチャー企業が保有する技術や事業と、当社独自の技術をはじめとする経営資本を掛け合わせ、社会課題解決に資する事業創出を目指していくとしている。