東レがナノテックに出展 先端材料・技術を紹介

2023年01月25日

ゴムタイムス社

 東レは1月24日、東京ビッグサイトで2月1日から3日まで開催される「nano tech 2023(第22回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」に出展すると発表した。
 今回の展示会では、「先端素材の力でサステナブル社会を実現」をメインテーマに、「資源循環型社会の実現」および「GHG実質排出ゼロの世界の実現」に貢献するナノテクノロジーを活用した先端材料・技術について展示を行う。
 「資源循環型社会の実現」では、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、バイオマス利用、CO2利用の総合的な研究・技術開発の取り組みについて紹介する。
 「GHG実質排出ゼロの社会の実現」では、次世代モビリティの電動化、軽量化、安全・快適に貢献する素材として、複数のポリマーをナノメートルオーダーで混合したポリマーアロイ構造を形成させることにより、耐衝撃性と軽量性を両立するナノアロイや同社独自のナノ積層技術により、光の透過と反射波長を高精度に制御したナノ積層フィルムPICASUS、分離膜による使用済みのリチウムイオン電池(LIB)からのレアメタル回収技術などを紹介する。
 東レは、「高分子化学」、「有機合成化学」、「バイオテクノロジー」そして「ナノテクノロジー」の4つのコア技術を駆使して、社会を本質的に変える力のある革新的な素材の研究・技術開発を推進することで、企業理念である「わたし私たちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の具現化に取り組むとしている。

東レnano tech 2023へ出展

東レnano tech 2023へ出展

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