ブリヂストンは1日、国内市販用トラック・バス用市販タイヤの出荷価格を今年9月1日から平均10%値上げすると明らかにした。あわせて同社グループ会社も国内市販用トラック・バス用リトレッドタイヤの出荷価格を同5%値上げする。夏・冬用タイヤともに実施する。同社は、世界的天然ゴム価格の歴史的高騰をはじめ原材料価格の高値推移を背景に、10年12月トラック・バス用タイヤを平均7%の値上げを発表、11年3月に実施した。しかし、その後も天然ゴム価格は高騰を続けた上、現在も高止まりしており、同社の収益に大きな影響を与えている。特に天然ゴムを使用する割合が高いトラック・バス用タイヤについては、生産性の向上やコスト改善といった企業努力のみでこれを吸収するのは困難と判断。
2011年07月04日