JATMAがタイヤ点検報告 不良率は空気圧不足が1位

2023年01月30日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会は1月27日、警察、運輸支局、高速道路会社、自動車及びタイヤ関連団体と協力し、2022年に全国で15回の路上タイヤ点検を実施し、このほどその結果をまとめたと発表した。
 タイヤ点検を行った車両は、高速道路(含、自動車専用道路)9台、一般道路486台の合 計578台で、タイヤに整備不良があった車両は 158台、不良率27.3%となった。道路別にみると、高速道路のタイヤ整備不良率は 43.5%、一般道路では 24.3%となった。タイヤの整備状況を項目別にみると、不良率1位は「空気圧不足」で 20・1%、 次いで「偏摩耗」3・5%、「タイヤ溝不足」1・2%の順となった。 
 同協会では空気圧不足のタイヤで走行すると、燃費の悪化やタイヤ寿命の低下を招く他、バーストの危険性もあるとし、今後も引き続き、年間を通してのタイヤ点検実施等の安全啓発活動を展開していく。
 タイヤの整備状況を車両グループ別に見ると「乗用車」が29・6%、「貨物車」17・1%が整備不良、 「特種車」を含めた全体では、27・3%となった。
 車両グループ別・項目別ワースト1位は、乗用車で「空気圧不足」が23・5%、貨物車で「タイヤ溝不足」、「偏摩耗」でそれぞれ6・1%となった。

 

タイヤ点検の概要

タイヤ点検の概要

道路別・タイヤ整備不良項目の内訳

道路別・タイヤ整備不良項目の内訳

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー