バンドー化学は1月27日、歯付ベルト「セプター」シリーズの新たなラインアップとして、高負荷対応ハイトルクシンクロベルト「HTS セプターX 8M/14M」を加え、2023年2月から販売を開始すると発表した。
近年、産業機械の高精度化・高出力化を背景に歯付ベルトに対する要求品質も高まっている。このような中、同社ではゴム材料の配合・分散・複合化およびその加工という当社のコア技術を活かし、従来のHP-HTSより高硬度、高弾性の構成部材を用いることで、長寿命化と高伝動化・コンパクト化を実現した。
新製品の特長は4つ。1つ目は高伝動・コンパクト化で、高硬度・高弾性の構成材料の採用によりHP-HTSに対して、伝動容量が向上。伝動容量を向上させたことで、HP-HTSに対して狭いベルト幅で使用が可能となっている。
2つ目は、長寿命化。超高弾性心線と耐摩耗性帆布の採用により、ベルトの伸びと歯の摩耗を最小限に抑え、HP-HTSと比較し、約2倍の耐久性を有している。3つ目は、低騒音化。幅狭化により、HP-HTSと比較して、約20%の騒音低減効果を有している。4つ目に、HTSプーリとHTDプーリの2種類のプーリ歯形での使用が可能となっている。