バルカーの2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が456億6100万円で前年同期比18・0%増、営業利益が65億2600万円で同40・8%増、経常利益が67億2400万円で同39・2%増、四半期純利益が54億4600万円で同65・1%増の増収増益となった。
シール製品事業の売上高は303億1000万円で同18・0%増、セグメント利益は52億7400万円で同37・8%増となった。半導体製造装置・デバイス向けなどの先端産業市場の売上が高水準の実績になったことに加え、国内のプラント定期修繕の動向を反映してプラント市場の販売も堅調に推移した。
機能樹脂製品事業の売上高は130億500万円で同18・4%増、セグメント利益は12億9800万円で同38・8%増となった。先端産業市場の売上が拡大したことに加え、一般産業機器や輸送用機器向けなどの機器市場及び高機能化学品用などのプラント市場の販売も増加した。
シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は23億4500万円で同16・9%増、セグメント損失は4600万円(前年同期はセグメント損失1億2600万円)となった。主力事業は堅調に推移したものの、新規事業分野を含むH&S事業は開発費用等が先行的に発生した。
23年3月期の連結業績予想は前回公表から修正し、売上高は610億円で前期比14・7%増、営業利益は85億円で同21・9%増、経常利益は87億円で同21・0%増、当期純利益は63億円で同30・1%増を見込んでいる。
2023年01月31日