ニッタは1月20日、米ゲイツ社およびゲイツカナダ社より仲裁を申し立てられたと発表した。仲裁が申し立てられたのは23年1月17日。同社と申立人の1社である米ゲイツ社は1971年に日本で合弁会社としてユニッタ(現ゲイツ・ユニッタ・アジア)を設立して以降、中国、シンガポール、インド、タイ、韓国においても合弁会社を設立、展開してきた。合弁会社では歯付きベルトおよびプーリーなどの製造・販売を行っている。
今回の申し立てについては、同社が申立人と締結している株主間契約および技術協力契約に違反しているとして、同社に対し458百万USドルの損害賠償の請求および合弁契約の解消などを要求している。
申し立てについてニッタでは「申立人の主張は認識と相違しており、受け入れられるものではないため、今後の仲裁手続きを通じて、事実に基づいて適切に対処していく」としている。
2023年02月02日