ICP制度を導入 日本触媒、2月1日より

2023年02月06日

ゴムタイムス社

 日本触媒は2月2日、同社グループの低炭素・脱炭素経営推進のため、2023年2月1日より、インターナルカーボンプライシング(ICP)制度を導入したと発表した。

 ICP制度とは、社内独自の炭素価格を設定し、CO2排出量を費用換算することで、排出量削減、省エネルギー推進に対する経済的インセンティブを創出し、低炭素投資、気候変動対応への取り組みを促進する仕組みを指す。

 同社グループのICP制度運用方法は、CO2排出量の増減を社内炭素価格の適用により費用換算し、投資判断指標の一つとして運用するもので、社内炭素価格は1万円/t―CO2となっている。

 同社グループは、TechnoAmenityの実現に向け、長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」で掲げた「事業の変革」「環境対応への変革」「組織の変革」の3つの変革を推進している。同社は、ICP制度を導入することで脱炭素に向けたグループの意識を高め、省エネルギー化の推進、CO2排出量削減に関する事業機会・リスク検討を活発にし、「環境対応への変革」を加速していくとしている。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー