ニッタの2023年3月期第3四半期決算は、売上高が654億7600万円で前年同期比5・3%増、営業利益は41億700万円で同6・3%減、経常利益は103億400万円で同1・3%減、四半期純利益は83億6000万円で同1・3%減となった。
セグメントでは、ベルト・ゴム製品の売上高は212億8600万円で同10・5%増、セグメントは25億6200万円で同6・3%減となった。国内は物流業界向けが設備投資抑制などで減速基調となったが、紙工業界向けや食品業界向けは堅調に推移した。海外は物流業界向けが減速したが、繊維業界向け等が堅調だった。
ホース・チューブ製品事業の売上高は248億1200万円で同3・0%増、セグメント利益は7億9100万円で同37・6%減。国内、海外ともに半導体製造装置向けが堅調。自動車業界向けはやや回復が見られるものの、半導体不足等による生産調整の影響を受け低調に推移した。
化工品事業製品の売上高は85億1900万円で同3・8%減、セグメント利益は1億4900万円で同130・8%増。国内では、鉄道車両向けの需要が回復したが、引布製品や遮水製品が低調だった。海外は、OA機器部品の需要が回復した。
その他産業用製品事業の売上高は77億2600万円で同8・3%増、セグメント利益は1億7900万円で同25・8%減となった。空調製品は、半導体業界向けや病院・オフィス向け等のフィルタ製品が堅調だった。
2023年3月期の通期連結業績予想は、売上高は860億円で同2・7%増、営業利益は53億円で同0・7%減、経常利益は124億円で同6・0%減、四半期純利益は100億円で同4・4%減を見込んでいる。
2023年02月08日