DICは2月6日、同社の子会社であるDICグラフィックスが、色見本帳をデジタル化したアプリ「DICデジタルカラーガイド」を2023年2月6日に大幅にリニューアルしたと発表した。
「DICデジタルカラーガイド」は、国内シェア90%を誇る色見本帳「DICカラーガイド」のデジタル版アプリで、2010年のサービス開始以来、約95万の累計ダウンロード実績(2023年1月現在)がある。同アプリは、色見本帳「DICカラーガイド」全シリーズ2230色の色情報の閲覧や、各基材の色の再現、インキの配合値や画像からの色検索機能など多数の機能を搭載している。主に色を扱うデザインなどの現場で利用されており、印刷・出版、服飾・アパレル、建設業界やデザイン専門学校など教育分野においても活用されている。
今回のリニューアルでは、従来の色見本機能や素材感も含めた色の疑似表示機能に加え、表面質感を表示する「エンボス表現機能」や、標準光源下への色変換を可能とする「キャリブレーション(調整)機能」など多数の機能をアップデートした。
なお、今回の大幅リニューアルにより、色検索機能および画像からの色検索機能のサービスについては有料サービスに変更する。
また、2013年7月にリリースした「COLORGUIDE for Mac」は、新しいサービスへ移行するため、2022年12月をもって配信停止した。新サービスに関する情報について、今後はDICグラフィックスのWebサイトにて発信される。
同社グループは、「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに―Color&Comfort―」という経営ビジョンのもと、今後も社会やお客様のニーズに対応した製品やソリューションを提供し、広く社会に貢献していくとしている。