ピレリは1月24日、「P Zeroエレクト」が、昨年50周年を迎えたBMW Mの高性能部門が開発した初の完全電気自動車、ニューBMW「i4 M50」の承認タイヤとして採用されたと発表した。
BMWのスポーツ部門が初めて完全な電動化への道を歩むモデルとなったBMW「i4 M50」には、4輪を駆動する2基のモーターが搭載され、合計出力は544CV(400kW)、0―100km/h加速は3・9秒を実現している。同社は、この車の高性能性と電気自動車に共通する要求に応えるため、エレクトリック・テクノロジーを採用したP Zeroタイヤを開発し、サイドウォールに施した特定のマークで識別できるようにした。ELECTのロゴは、BMW純正タイヤの識別マークであるスターマークと並んで刻印されており、瞬間的なトルク、バッテリーによる重量増加、静粛な走行など、BEVやプラグインハイブリッド車の特性を補完するために特別に開発されたタイヤであることを示している。ピレリタイヤの構造は、車両を支えるために強化され、極限のスポーツ走行でも最高レベルのパフォーマンスを発揮する。また、特殊なハイグリップコンパウンドは、正確で効率的なハンドリング性能を確保するために、最大限のグリップ力を発揮するように設計されている。