日本ゴム協会ゴム技術フォーラムは2月6日、第35回公開フォーラムを3月29日に開催すると発表した。テーマは「特殊ゴム・エラストマーの未来展開」で、会場は東京電業会館での講演とオンライン配信との併催。なお、コロナ禍の状況次第ではオンラインのみとなる。
ゴム技術フォーラムでは、ゴム産業の将来展望を目指した技術開発のあるべき姿を追求すべく、異業種を含めた多分野から講師を招聘しての勉強会、特定テーマによる調査研究と年1回の公開フォーラムにおける講演、報告、討論、および出版物の発行を通じて提言、提案を行っている。
ゴム技術フォーラムで特殊ゴム・エラストマー(特殊ゴム)の調査を行ったのは平成4年のことであり、また、特殊ゴムについての成書は、昭和の終わり頃相次いで刊行された合成ゴム加工技術全書12巻や平成4年発行になるゴム工業便覧(第4版)以降網羅的にまとめられた成書や総説はほとんど見当たらない。そこでゴム技術フォーラムでは2019年に「特殊ゴム・エラストマーの未来展開」調査委員会を発足させて若手研究者・技術者20名による調査研究を行ってきた。
今回は、コロナ禍の中でも鋭意行ってきた調査結果をまとめた成書を披露すると共に、それを基にした網羅的な特殊ゴムに関する講演を満載して第35回公開フォーラムを開催する。
当日は10:00~10:05にゴム技術フォーラム平田靖代表のあいさつで開始。10:05~11:05に調査委員会委員長の竹村泰彦氏が総合報告を行い、11:05~12:00、13:00~16:50には各論報告が行われる。16:50~16:55に閉会のあいさつが行われる予定。
なお、参加費はゴム技術フォーラム会員が8000円、ゴム技術フォーラム会員以外が1万2000円。問合わせ先は日本ゴム協会内ゴム技術フォーラム。