為替影響で増収するも減益 フコクの4~12月期

2023年02月07日

ゴムタイムス社

 フコクの23年3月期第3四半期連結決算は、売上高が606億2200万円で前年同期比12・0%増、営業利益が13億3400万円で26・2%減、経常利益が24億9300万円で同0・2%増 、四半期純損益が19億1100万円で同1・9%増となった。
 第3四半期連結累計期間の売上高については、自動車メーカーの生産調整による減収の影響を受けたが、為替の影響により増収となった。営業利益は、原材料費や輸送費及び燃料費の上昇の影響を合理化努力等で挽回するには及ばず減益となった。
 機能品事業は、売上高は、248億4500万円で同2・9%増、セグメント利益は19億300万円で同23・8%減となった。売上高は自動車メーカーの生産調整による操業度低下があったが、為替換算の影響により増収、セグメント利益については、原材料価格の上昇と輸送費の高騰の影響が大きく減益となった。
 防振事業は、売上高は、253億3300万円で同21・0%増、セグメント利益は10億1700万円で同14・4%増。建設機械向けの受注好調と電気自動車向け新製品の販売、及び為替換算の影響により増収増益となった。
 ホース事業は、売上高は37億5800万円で同12・8%増、セグメント利益は1億1400万円で同10・7%減。売上高は、受注が回復基調となったことを受けて増収となった。セグメント利益は原材料価格の上昇により減益となった。
 産業機器事業は、売上高は25億3100万円で同13・1%増、セグメント利益は、売上高回復に伴う操業度が改善したことにより、4億7700万円で同14・6%増。
 通期予想は前回予想を修正し、売上高は800億円、営業利益は19億円、経常利益は31億円、当期純利益が21億円を見込む。

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー