三菱ケミカルグループは2月9日、内閣府が主催する第5回日本オープンイノベーション大賞にて、同社グループと他機関との共同の取り組みである植物由来原料を用いた防湿シート「スーパーホイルBシリーズ」採用の錠剤・カプセル用 PTP (Press-Through-Pack)包装の実用化、および生分解性樹脂「BioPBS」を用いた紙コップの資源循環型システムの実証実験が、それぞれ環境大臣賞、選考委員会特別賞を受賞したと発表した。
日本オープンイノベーション大賞では、日本におけるオープンイノベーションの推進を目的に、今後のロールモデルとして期待する先導性や独創性の高い取り組みを表彰している。このたびの受賞では、バイオプラスチックの社会実装や資源循環システムの構築といった社会課題に対して、異なる業界・業種間の連携により取り組んだ点などが評価された。
環境大臣賞では、「環境に優しいバイオマスプラスチックを用いた PTP 包装の実用化」が評価され、受賞機関は、アステラス製薬、三菱ケミカル、CKDとなる。
選考委員会特別賞では、「紙コップから堆肥へ!生分解紙コップを用いた循環型システムの共同実証実験」が評価され、受賞機関は、福岡県立行橋高等学校、ギラヴァンツ北九州、 三菱ケミカルとなる。