丸尾カルシウムの2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が95億2000万円で前年同期比11・4%増、営業利益は9000万円で同42・0%減、経常利益は2億5200万円で同5・1%減、四半期純利益は1億2200万円で同30・4%減となった。
国内では、経済活動制限の緩和などにより持ち直しの動きがみられたが、世界的な物価上昇圧力の高まり、急激な外国為替相場の変動、新型コロナウイルス感染症の第8波の影響などにより先行きは依然として不透明な状況が続いている。このような経済情勢下、原材料価格、エネルギーコスト及び物流費高騰の影響を強く受け、利益確保が厳しい状況の中、全社規模でのコスト削減、販路拡大並びにコスト上昇に応じた製品への価格転嫁に総力を挙げて推進した結果、増収減益となった。
通期の連結業績予想は前回発表から修正はなく、売上高が120億円で前期比3・7%増、営業利益が8000万円で同42・2%減、経常利益が2億円で同31・6%減、親会社株主に帰属する純利益が8000万円で同58・1%減を見込んでいる。