日東化工は2月10日、同日開催の取締役会において、エンビプロ・ホールディングスによる同社普通株式に対する公開買付け(TOB)に関して、賛同する旨の意見を表明し、株主に対してTOBへの応募を推奨すると発表した。買付け等の価格は普通株式1株につき490円。買付期間は2023年2月13 日から 2023年3月28 日まで(30営業日)。同社はTOB成立後は一連の手続きを経て上場廃止となる予定としている。
エンビプロ・ホールディングスは純粋持株会社制を導入しており、連結子会社13 社(エコネコル、NEWSCON、3WM、クロダリサイクル、しんえこ、アストコ、東洋ゴムチップ、ブライトイノベーション、 VOLTA、他4社)、持分法適用関連会社2社(アビヅ、富士エコサイクルで構成され、「資源循環事業」、「グローバルトレーディング事業」及び「リチウムイオン電池リサイクル事業」を展開している。エンビプロ・ホールディングスでは日東化工を完全子会社化することにより、「マット製品におけるサプライチェーンの上下統合による収益力の向上」「マット製品における施工機能の拡充による案件数の増加、規模の拡大」「サーキュラーエコノミー製品群の拡充と販路の拡大」「工場立地による自動車部品等ゴムメーカーへのアクセス能力向上」「公開買付者グループのグローバル拠点ネットワークを活かした海外販売の強化」などを目指すとしている。
2023年02月13日