オカモトの23年3月期第3四半期連結決算は、売上高が732億4700万円で前年同期比8・7%増、営業利益は53億5600万円で同21・5%減、経常利益は62億7900万円で同23・3%減、四半期純利益は39億3800万円で同27・1%減となった。
セグメント別では、生活用品は売上高は254億9700万円で同4・6%増、セグメント利益は64億5200万円で同5・5%増となった。
製品別では、コンドームは外出自粛の緩和による需要の回復及び訪日客の一部回復の影響により売上増となった。手袋は家庭用の販売は堅調だったが、産業用手袋が減少し売上減となった。シューズは、コロナによる行動制限が緩和され、高齢者向けはやや低迷したが全般的に回復傾向にあり売上増となった。
産業用製品の売上高は476億3300万円で同11・1%増、セグメント利益は2億1300万円で同89・0%減となった。
製品別では、フィルムは一般用フイルムの売上は増加した。工業用フイルム、多層フイルムの売上は減少した。建材用フイルムの売上は前年並みとなった。工業テープは、電材向け及び精密機械向けテープの新規取込みにより売上増となった。食品衛生用品は、スーパー向けラップフイルム・小巻ラップは新規採用もあり売上増となったが、手袋衛生用品は販売単価下落の影響により売上減となった。
23年3月期通期の連結業績予想は、売上高は920億円で前期比2・7%増、営業利益は65億円で同13・8%減、経常利益は74億円で同20・5%減、当期純利益は47億円で同15・7%減を見込む。