住友ゴム工業は2月14日、オンラインによる決算説明会を開催し、山本悟社長が22年度通期業績と23年度通期業績予想の説明を行った。
22年度通期業績(IFRS)は、売上収益が1兆986億6400万円で前期比17・4%増、事業利益が219億6300万円で同57・7%減、営業利益は149億8800万円で同69・5%減、当期利益は94億1500万円で同68・1%減となった。売上収益は1兆円を超えたが、利益面では大幅な減益となった。
山本社長は「売上収益はタイヤ事業とスポーツ事業を中心に販売を伸ばし、増収となったが、事業利益は、原材料価格や海上輸送コスト、エネルギーコスト高騰の影響を大きく受け減益となった」と総括した。
タイヤ事業では、国内車新車用タイヤは、足元の販売はやや回復が見られたが、世界的な半導体不足などの影響があり前期を若干下回った。国内市販用タイヤは、年末にかけて降雪の遅れや物価上昇によるタイヤ消費マインドの低下の影響が見られたが、新商品のグローバルフラッグシップタイヤやプレミアム商品の拡販などが寄与し、前期並みに推移をした。
その結果、タイヤ事業の売上収益は9399億4100万円で同18・2%増、事業利益は123億1100万円で同70・3%減だった。
産業品他事業の売上収益は421億2600万円で同6・5%増、事業利
2023年02月16日