豊田合成は2月14日、限られたスペースでも設置可能な小型のUV-C(深紫外線)LED水浄化ユニットを開発したと発表した。
同社は、ウイルスや細菌の除去に有効な UV-C LEDを用いて水や空気などを除菌する各種製品の開発を進めている。水浄化ユニットにおいては、2020年11月から水循環型のポータブル手洗いスタンド「WOSH」に搭載・販売している。
今回、LEDが発する熱の冷却に、ユニット内部を流れる水を利用することで放熱用の部品を削減し、従来の3分の1のサイズにコンパクト化した。同製品は大手家電メーカーに採用しており、昨今の衛生意識の高まりなどを背景に開発したエコキュートに搭載している。
浴槽と風呂配管を循環する湯水に深紫外線を照射、浴槽内での菌の数を減らし、より安心で快適な入浴を実現する。
今後も、ユーザーが求める用途や性能に応じて、効率的に除菌ができる水浄化ユニットのラインナップ拡充を図っていく。
2023年02月15日