横浜ゴムは2月15日、自然関連財務情報開示タスクフォースの理念に賛同し、自然関連財務情報開示フレームワークの構築を支援する国際的なステークホルダー組織である「TNFDフォーラム」に参画したと発表した。
TNFDは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に続く情報開示の枠組みを構築するために2021年に設立した国際イニシアティブとなる。TNFDでは、自然環境や生物多様性に関するリスク・機会の情報開示を企業に促す枠組みを構築し、世界の資金の流れをネイチャーポジティブに移行させることを目指している。
同社は2010年に「生物多様性ガイドライン」を策定し、同社バリューチェーンでの生物多様性保全に取り組んできた。原料調達段階では、同社の事業にとって欠かせない原料である天然ゴムを持続可能な資源とするために、天然ゴム農園での社会・環境調査や、天然ゴム農園内の生物多様性と天然ゴムの収量増をもたらすアグロフォレストリーの取り組みを推進してきた。
同社は、TNFDフォーラムへの参画により、積極的な情報の開示に努め、今後も環境保全に関する取り組みをより一層加速させる。
横浜ゴムグループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「ヨコハマ・トランスフォーメーション・2023」サステナビリティ経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げ、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていく。
2023年02月21日