三菱ケミカルグループは2月20日、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC(国際持続可能性カーボン認証)PLUS認証の取得を開始したと発表した。
同認証は、リサイクル原料やバイオマス原料などが製品製造を含むサプライチェーン上で適切に管理されていることを担保するものであり、また、以下の製品については、同社はすでに認証取得を完了している。
[三菱ケミカル茨城事業所]エチレン、プロピレン、ベンゼン
[三菱ケミカル岡山事業所]ベンゼン、EVOH樹脂「ソアノール」
[三菱ケミカル旭化成エチレン]エチレン、プロピレン、C4留分、分解ガソリン
同社グループは今後、他拠点や各種誘導品についても同認証の取得を進めていく。順次、認証製品のマスバランス方式による提供も行う予定で、現在茨城事業所に建設中の廃プラスチックのケミカルリサイクル設備から得られる製品についても、同方式による提供を計画している。また、バイオマス原料のさらなる活用も検討している。
同社グループは同認証の取得や認証製品の提供を通して、今後もリサイクル原料やバイオマス原料を使用したサステナブルな製品の社会実装に貢献していくとしている。