タイヤ4社の22年12月期連結決算が出揃った。売上高は販売価格の改定に加えて、為替の円安なども奏功し、ブリヂストンの売上収益は初の4兆円超、住友ゴム工業も売上収益は初の1兆円超となった。また、横浜ゴムとTOYO TIREも過去最高の売上高を達成した。
一方、利益については原材料価格やエネルギーコストの高騰、海上運賃の上昇などの影響を受け、住友ゴム工業、TOYO TIREの営業利益は前年同期を下回った。
◆ブリヂストン
売上収益は4兆1100億7000万円で前期比26・6%増、調整後営業利益は4826億2900万円で同22・4%増、営業利益は4412億9800万円で同17・1%増、当期利益(非継続事業含む)は3003億6700万円で同23・8%減となった。タイヤ事業は、PSR/LTRの売上収益(小売・クレジットカード事業含む)が2兆2322億円で同29%増、調整後営業利益は2740億円で同11%増。TBR(リドレッド事業含む)の売上収益は1兆345億円で同27%増、営業利益は1058億円で同20%増。スペシャリティーズ(鉱山用、飛行機用、二輪車用タイヤが含まれる)の売上収益は
2023年02月27日