豊田合成が金型技能競技会開催 グループ会社や仕入れ先が参加

2023年02月25日

ゴムタイムス社

 豊田合成は2月21日、ものづくり力の向上と技能尊重の風土づくりをねらいに、技能者が金型加工の技を競い合う「金型技能競技会」を西溝口工場で開催したと発表した。
 この競技会は 2018年から毎年開催しており、今回は初出場となる海外拠点の技能者 4名をはじめ、内外装部品などの金型保全部門の選抜メンバーや、仕入先の代表者ら計18名が出場。ヤスリや測定器などを駆使して金型加工の出来栄えやスピードを競う「金型仕上げ」競技に取り組んだ。
 開催日は、2023年2月16日と17 日、豊田合成西溝口工場内「金型技能伝承道場」 (愛知県稲沢市)での開催となった。
 参加者は、同社の豊田合成モールド事業統括部、WS製造部、FC第1 製造部、FCEV製造部、IE製造部、SS製造部 から各1名、国内グループ会社の、豊田合成九州、豊田合成インテリア・マニュファクチュアリングから各1名、海外グループ会社の豊田合成タイランドから2 名、TGミズーリから1 名、豊田合成イラプアトメキシコから1名、仕入先の辻精機、エムエス製作所、コヅカテクノ、テイエスケイ、関東製作所、山口精機工業から各1名、計18名の参加となった。
 結果は、金賞に、WS 製造部 製造技術室 金型保全課所属の長津央人氏、銀賞に、SS製造部 製造技術室 製造技術課所属の石原直人氏、銅賞に、豊田合成タイランド所属のKittipong Somboon氏、敢闘賞に、豊田合成タイランド所属のPadungkiat Heruny氏と、豊田合成イラプアトメキシコ所属の Jose Adolfo Estrada Campos氏が選ばれた。
 同社では、一昨年から人材育成の一環として、技能検定の資格を持った先輩が指導者役となり、競技会参加者の競技力向上のサポートを行っており、今後も技能の向上と伝承などを通じ、生産現場のモノづくり力を高めていく。

競技会の様子

競技会の様子

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