神戸クリーン作戦を開催　神戸プラスチックネクスト

　神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラーでつくる「神戸プラスチックネクスト　つめかえパックリサイクル　プロジェクトチーム」は２月22日、神戸市内で回収した「日用品の使用済みつめかえパック」を再生した「リサイクルごみ袋」を活用し、市民とともに地域の清掃活動を行う「つめかえパックリサイクルと神戸クリーン作戦」を、ふたば学舎（神戸市長田区）にて３月18日に開催すると発表した。併せて、同イベントの一般参加者（先着１００名）が２月24日より募集される。

　「神戸プラスチックネクスト～みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル～」は、神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラーの計18社が協働し、洗剤やシャンプーなど日用品の使用済みつめかえパックを分別回収して、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」（フィルムｔｏフィルム）を目指している。自治体と製造・販売・回収・再生に関わる複数の企業等が「水平リサイクル」を目指す全国に先駆けた試みとなっている。

　２０２１年10月より神戸市内の小売75店舗と３施設（２０２３年２月現在）に回収ボックスを設置し、１年間で約１・13ｔのつめかえパックが集まった。現在は、「水平リサイクル」実現に向けて各社が技術開発に取り組んでいるが、まだ製品化には至っていない。そこで、「水平リサイクル」以外の利活用も検討し、集まったつめかえパックを選別・粉砕・ペレット化、フィルムに再生、「リサイクルごみ袋」を制作した。

　「つめかえパックリサイクルと神戸クリーン作戦」では、「リサイクルごみ袋」を活用し、事前公募した１００名とクリーン活動を行う。参加者は各家庭から「使用済みつめかえパック」を持参し、資源回収ステーションがあるふたば学舎をスタートする。グループに分かれて商店街や鉄人広場・ＪＲ新長田駅周辺のごみを拾いながら、町の各所に設置したビンゴクイズを解きながらゴールを目指す。環境について考え、行動するきっかけをつくるイベントとなっている。当日は、プロジェクト参加企業18社のメンバーもスタッフとして参加する。

回収したつめかえパック

回収ボックス

リサイクルごみ袋